べっ甲の歴史
べっ甲の始まり
6世紀、隋の時代にべっ甲細工が作られたのが始まりとされています。
正倉院には8世紀中期の奈良時代の伝来品として、べっ甲細工の名品が所蔵されており、この頃高度な技術が確立されていたことを伝えています。
長崎とべっ甲の関係
べっ甲細工は、鎖国時代唯一の貿易港・長崎の出島を通じてその技術が伝えられ、伝統工芸品として発展し、今に至っています。
お手入れ・保管について
柔らかい布で表面をふいていただくだけで結構です。
永年お使いのお品で光沢がにぶったものは磨き直すと元どおりの輝きがよみがえります。
当店にご相談ください。
防虫剤と一緒に保管されることをおすすめいたします。
べっ甲細工の製造工程
背甲、爪、腹甲の中
から作品に合った素
材を選ぶ。
甲らに作品に必要な
分のあたりをつけ鋸
で切り抜く。
曲面のある作品の
場合は、べっ甲を
熱湯につけ柔らか
くなったところで型
に入れ形成して、
下絵にそって彫る。
まず粗磨きで表面の
細かいキズを取り、
次に仕上磨きでべっ
甲独特のアメ色の光
沢を出す。
職人たち
たがわ
手づくり 長崎べっ甲
有限会社鼈甲屋たがわ
〒850-0025
長崎県長崎市今博多町54
TEL095-823-5027
FAX095-823-9969